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  • 執筆者の写真林登

富山県知事選挙についてvol.1

先日、ドワンゴがやっているN高等学校で、麻生副総理が話された言葉に、確かにそうだと、僕は頷いたので、まず紹介します。

写真は先日富山で講演された時の麻生副総理

----ネットニュースから引用------------ 麻生副総理は「若者が政治に関心がないことは、悪いことではない」と発言し、理由を「それだけ日本で平和に暮らしているということだ」と続けた。アフガニスタンなど戦闘が続く地域は生活するために政治に関心を持たざるを得ないとして、「政治に関心が無くても平和に生きられる国にいる方がよっぽど良い」とした。一方、政治や政策について意見を持ったり、選挙で投票したりするためには、普段から政治に関心を持っていないと自身で判断ができないと指摘。新聞やテレビなどの情報だけでは偏った意見になり兼ねないとして、幅広い情報に触れておく必要性を説いた。

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僕が共感したポイントは2つです。

1、若者が政治に関心がないことがだめだ!というのは、そういう環境が影響しているのであって若者自身に強制的に政治に関心を持たせようとするのは違うと、いうこと。

2、普段から情報を集めて、政治に関心を持たないと、いざ投票をしよう!いざ政策について考えようと思っても、適切な判断ができない!ということ。


昔の政治と、今の政治は違うと考えています。以前にとある市議会議員に

「政治は、本流にいないとだめだと、大学院で学ばなかったのか?」と、言われたことがあります。

要は、主流派の中に入って、可愛がってもらって、上の人から引っ張ってもらっていくような政治の印象をその一言で受けました。僕は、そもそも選挙に出る時に町内会の推薦をお願いしても町内会の反対があり、推薦ももらえませんでした。 その時点で、本流から攻めるのは辞めて、政策で議論しようと決めています。 昔は、本当に地域の代表が議員であって、地域の声を吸い上げて市政に、県政に国に反映していたことと思います。ここに国道を!ここに鉄道を!ここに高速道路を!と、インフラ整備が遅れていた日本では政治家の先生に陳情、要望を重ねてきたのです。 今でも北陸新幹線を早期に大阪まで延伸させようと先生を通してお国に陳情、要望してい流のは変わりませんが。 国には要望するしか手段は中々ありませんが、県政や市政は少し違います。自分たちの手で新しいリーダーを選ぶことができるのです。 直接民主主義です。仮にAさんが当選した場合、Bさんに投票しても意味がない!という方がいましたが、違います。Aさんが100票で、Bさんが10票での結果と、Aさんが60票と、Bさんが50票での結果は、大きく違います。後者の場合は、Aさんが当選したとしてもBさんの票は一定の支持を集めたと評価されます。それによって、Aさんは自分への支持は半分ほどであって、政策の中身は慎重に検討しなければならないと、なります。Bさんへ入れた票も市民の声が政策に反映される一助となるのです。決して、無駄な1票ではありません。 そもそも市民、県民一人一人が投票するというこの直接民主主義の形を活用、維持していくこと自体が今後も住みやすい地域を作るために、大事な仕組みです。それを理解して頂くだけでも違うと思います。


政治に興味関心を持つことは難しくても、選挙という仕組みがどういう我々の生活に影響するか考えてみてほしいと思っています。

生活のどういうところが、富山県の事業によって変わるのか、今後のブログで紹介して生きたいと考えていますので、詳しくはそこで。


そして、「普段から情報を集めて、政治に関心を持たないと、いざ投票をしよう!いざ政策について考えようと思っても、適切な判断ができない!ということ。」についてです。

昔は、道路を作る!上下水道を通す!その優先順位はどこから!学校を立て直そう!とか、そういう内容か、国から委託事務を中心にするのが、地方行政でした。 しかし、今は変わりました。2000年に地方分権一括法が施行され、今まで国の法律で決められて市町村では、変更できなかったことがかなり自由に変えることができるようになったのです。例えば、市議会などの議員定数についてもその1つです。以前は人口に対して何人という割合が国の法律で決まっていました。しかし、2000年の地方分権一括法の施行により、議員定数は1人で100人でも何人でも変更ができるようになりました。その後、多くの市町村で議員定数の削減を行ってきました。小矢部市議会も減らしてきました。 そして、業務内容も地方創生だ!という幅が広すぎて何をすれば良いかわからない話まで出てきました。小矢部市でもシティプロモーション事業などやっていますが、これは各市町村が人口の奪い合いをするために中身のない宣伝をやっているようなもの。意味がない。本来は、電通などの民間が今までやっていた仕事内容を自治体の職員がやるのである。それを議員が予算の審議や内容の審議を議会で行う。果たして、今の市議会議員にシティプロモーションでInstagramを活用して、あーして、こーして、小矢部市の関係人口を増やす!と言われても内容について審議できるであろうか?できる議員もいるが、大方の議員は内容がわからないし、わからない内容は黙って椅子に座って説明を聞くだけだ。まぁ、市の仕事は総務、産業、観光、建設、企画、農業、子ども、教育、障害者福祉、高齢者福祉、水道、文化、生涯学習、税務、あげれば切りがないほど、多岐にわたる内容のために、全てを理解することは大変厳しいが、多岐に渡りすぎで、チンプンカンプンな内容が増えているのである。市議会議員でもわからないことが多いのである。僕が市の政策について、議論を他の議員としようとしても議論になる議員と、議論にならず話が噛み合わない議員の2通りがいます。別に他の議員を非難している訳でなく、議員ってそういう人たちということです。あくまで市民の代表であるのですから。 何が言いたいかというと、市民が議員はすごいわかっていると思っているでしょうが、議員ですらよくわからない内容の事業や施策があるということ! 僕の場合は、明治大学公共政策大学院で勉強したこともあり、詳しい部分もあるが、もちろん詳しくない部分も多い。常に教えられることばかりである。 つまり、普通の市民であればなおのこと、政策について考えることは難しいし、 知事選挙で正しく選ぶことは難しい。各々の政策について考えなければならないからだ。 とはいえ、中にはちゃんと政策を比較した!という市民、県民が多いと思います。

今後、このブログで、富山県知事選挙立候補予定者の政策を比較して行きたと思いますので、よければ読んでください。 それでは、また。

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