【令和8年10月臨時会】新庁舎整備に関する工事契約が可決。今後のスケジュールは?
令和8年10月22日に開催された小矢部市議会臨時会において、新庁舎整備事業に関する3件の工事請負契約について審議が行われました。
今回提出されたのは、建築主体工事、機械設備工事、電気設備工事の3件です。
採決の結果、いずれの議案も全議員が賛成し、可決されました。


今回決まった3つの工事契約
今回の契約内容は次のとおりです。
① 建築主体工事
契約金額:38億9,367万円
契約相手:佐藤工業・前田建設・片山土建・吉田組共同企業体
② 機械設備工事
契約金額:14億9,094万円
契約相手:日本空調北陸・干野設備共同企業体
③ 電気設備工事
契約金額:8億1,598万円
契約相手:笹嶋工業・北栄電設共同企業体
3件の契約金額を合計すると、62億59万円となります。
いずれも条件付き一般競争入札による契約です。
なお、この金額は今回の3つの工事契約の合計であり、設計監理や現庁舎の解体、外構工事などを含む新庁舎整備事業全体の総事業費とは異なります。
入札不調によって、当初予定から約2か月の遅れ
今回の契約に至るまでには、一度入札が中止されるという経緯がありました。
令和8年9月1日に開札された新庁舎整備工事の入札では、入札不調となり、入札が中止されました。
その後、市では設計内容の点検と設計価格の見直しを実施しました。
市の説明によると、中東情勢の悪化などを背景に、設計価格を積算した後に建設物価が著しく上昇し、一部の工種で公共単価と実際の取引価格に大きな差が生じていたとのことです。
その結果、事業費も見直されました。
令和8年6月時点:約71.3億円
令和8年9月修正後:約77.3億円
増加額:約6億円
また、市の実質負担額(借入金元金ベース)についても、約15億円から約15.9億円へと増加する見込みです。
今回の入札中止と再入札によって、当初の予定から工事着工が約2か月遅れることになりました。
新庁舎はいつ完成する?今後のスケジュール
小矢部市が令和8年9月25日に公表した「新庁舎整備実施設計(最終報告)の修正について」では、今後の事業スケジュールも示されています。
主な予定は次のとおりです。
令和8年10月:工事請負契約
令和8年10月以降:新庁舎建設工事(約22か月)
令和10年12月:新庁舎供用開始
その後:現庁舎の解体、駐車場整備、外構工事など
令和12年度:周辺整備を含めた全面供用開始の予定

ここで注意したいのは、新庁舎そのものの供用開始と、周辺整備を含めた全面供用開始は別の時期だということです。
令和10年12月には新しい庁舎での業務が始まる予定ですが、その後も現庁舎の解体や駐車場、外構、周辺道路の整備が続きます。
つまり、新庁舎の供用開始後も、引き続き整備工事が行われることになります。
※上記は市が公表した事業スケジュールに基づく予定であり、今後変更となる可能性があります。
今後も事業費と工事の進捗を確認していきます
今回の臨時会では、新庁舎整備に関する3件の工事請負契約について、全議員が賛成しました。
新庁舎整備は、小矢部市の将来に関わる大きな事業です。
一方で、建設物価の上昇による事業費の増加や、入札のやり直しによる工期の遅れなど、当初の計画から変更が生じています。
今後は、契約金額の範囲内で適切に工事が進められるのか、予定どおり令和10年12月に供用開始できるのか、そして追加の費用負担が発生しないかといった点についても、しっかり確認していく必要があります。
新庁舎は、建物を建てること自体が目的ではありません。
これからの小矢部市の行政サービスを支え、市民にとって利用しやすく、将来にわたって持続可能な市役所にしていくことが大切です。
私自身も、今後の工事の進捗や事業費の状況を議会の場で確認し、市民の皆さんに分かりやすくお伝えしていきたいと思います。
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