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  • 執筆者の写真林登

総合計画特別委員会 行政視察報告


小矢部市議会では、2つの常任委員会と2つの特別委員会を設置して、様々に調査研究を行い、当局へ意見をしております。


総合計画特別委員会では、小矢部市の総合計画をどうやってより良いものにしていくのか、次の5年間を見据えて取り組んでいます。


総合計画はこの11月頃に視察に1泊2日で行くのが、慣例となっていることもあり、

長野県の千曲市と軽井沢町へ視察に行くことになりました。


ちなみに、この視察は交通費や宿泊費がみなさんの税金です。 もちろん、昼食代や夕食代などの飲食は自費です。


だいたい、視察先は委員長と副委員長が選んで、

議会事務局の職員が電話でアポイントを取ります。


各地の議会事務局では、お願いもしますが、お互いに受け入れの窓口でもあり、

議会活動をお互いに支えて頂いております。


ということで令和4年11月21日(月)から22日(火)で行ってきましたので、

その所感をまとめさせて頂きます。


長野県千曲市

・第三次千曲市総合計画の策定経過について

・公共施設再編について



→ 総合戦略と総合計画は期間を同じくすることは非常に有効であると考える。そもそも国の方針に踊らされた格好である。5年間の計画の方が市民も職員もわかりやすいのでは?と率直に感じたので、前期後期というよりも5年間で時代に合わせて作り直すことが良いと感じた。


市長と語ろう「お出かけトーク」では、

新市長の意向により、年8回開催し、多様な市内団体と意見交換を実施しています。中には、中学3年生のみなさんとの意見交換会も開催されており、広く市民の声を拾っている。市議会との協議も年間を通して、取り組み議会との意見交換も活発に行われてきた。


→ 意見交換を希望する団体から希望を募り、開催をしており、開かれた市政を感じた。本市でも大いに参考にすべきである。言われらた応じるという桜井市長の対応には疑問が残るため、窓口をしっかり設けることで市民団体も声かけをしやすいだろう。


 市民会議「まちづくりワークショップ」を2回開催している。千曲市としても今までいただけなかった若い世代から施策提案を頂いたとのことで、参考になった様子。意見から、情報発信の必要性・重要性の意見が多かったことから、本年度から秘書広報課に広報部門を一元化し、情報発信を強化することにもつながったとのこと。


→  本市では、自治会連合会などを対象に当局がタウンミーティングを開催するが、あれでは年配の方しか参加せず、不健全である。千曲市では、特定の団体に声かけや動員をかけることはせずに、幅広い市民に参加してもらっている。小矢部市でもそのように幅広く市民から声を拾う機会を設けるべきである。

 また、広報は本市においても課題である。部局ごとに広報をせずに、広報は専門的に一部署が担うべきである。これまた本市の参考にしたい。



長野県軽井沢町


・第6次長期振興計画について

・まちづくりについて




 軽井沢町の前提に、地方交付税不公布団体であることがある。通りがかった町内唯一の中学校はグラウンドからテニスコートまで全て人工芝であり、校舎も近代的なデザインかつ綺麗な建物であった。庁舎もこれから110億円で公民館機能も加えた大きな施設を建設予定であり、財政的な余裕が垣間見られた。裕福な税収は、町内に1万6千軒の別荘による固定資産税収入である。

 町の課題は、緑の景観保全と渋滞問題だそうである。特殊な景観を守るガイドラインを作り、建物の高層化を防ぎ、景観を保持している。観光シーズンには、車の渋滞がひどいが特段解決する手立てが見つかっていないようである。

 

 軽井沢町においてもしっかり町民の声を聞こうとしている姿勢を感じられた。小学生や中学生へ説明する資料を作成し、授業を通してアンケートを実施し、軽井沢町への愛着の醸成を兼ねて取り組みがなされたそうだ。

 

 → 非常に良い取り組みだと感心した。結局、将来を担うのは子供たちであり、子供たちが一緒に住みよい街を作ろうと思わなければ未来は明るくない。大人ばかりが中心になってはいけないと強く思いました。


 まちづくりについては、新幹線駅を中心に大きな幹線道路が走る軽井沢と本市では規模が違いすぎて参考にならなかった。景観保全による特色を強く発揮している点はコンセプトが明確にあり、大変参考になるかもしれない。


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