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  • 執筆者の写真林登

PPP/PFIを考える。

株式会社日本政策投資銀行が主催する

「PPP/PFI大学校(第十期)」に参加してきました。


その説明が以下。

「平成31年は、PFI法施行(平成11年)から20周年という節目であり、DBJグループではこれを契機とし、これまでのPPP/PFIの総括を行うとともに、今後の地域課題解決や地域活性化に向けて、手法としての幅広い官民連携をいかに活用・実践すべきか等の観点から、多面的なコンテンツの整理・検討を実施しているところです。  このような中、本年度の「PPP/PFI大学校」では、DBJグループの上記取組の概要及びコンテンツ内容の紹介、関連する外部有識者からの講演等に加え、多数参加いただける当大学校の特徴を生かして幅広い参加者による活発な対話・意見交換や取りまとめを行うなど、真に有意なPPP/PFIの取組や地域創生・地域活性化への動きを積極的に推進してまいります。今次、第十期では、PPP/PFI 20年の歩みの振り返りのほか、まちづくりの先導的事例等を題材に開催する予定です。」とのこと。 その第1回に参加してきました。


■第1回 4月25日(木)17:30~19:30  【PPP/PFI 20年の歩み】    PFI法施行20周年を契機としたDBJグループの取組企画について(DBJ)   政府の最新の施策・取組、PPP/PFI 20年の振り返り等 (内閣府、国土交通省)    PPP/PFIの20年 その展開と変革    ((一財)日本経済研究所)

PPP/PFIというのは、民間投資や民間の活力を活かした公共投資を行うこと。


例えば、市役所の庁舎を立て直す時に、

本来であれば、10億円必要だ!ってところに、

建物の中に、民間の収益事業を組み込む。

コンビニや民間保育所や介護事業所を併設したら、

そこで収益を上げながら、建物全体のメンテナンスもできる。

また、建設費の一部に今後上げられるであろう収益を当てることで、

建設費を10億円から7億円に下げることができる。

うま〜く設計して、収益性も高い施設にするためにも、

設計から建設、完成後の収益性の確保まで一貫して、民間に依頼することで

安く、かつ、機能性の高い施設を造ることができるというもの。


この20年間で多くの事例ができてきたが、

人口5万人以下の市町村では、中々、PPP/PFIの事例がない。

今後は、小さな自治体への活用が課題だ!とのことでした。

小さな自治体では、費用対効果が薄く、あんまりなのかなーと

一瞬思ったのですが、全くそうではないとのこと。


民間に儲かる!って思わせれば良いし、

民間からすれば、市の税金も入って施設を作れるなら、

逆に嬉しい話でもある。


小矢部市の場合で、活用したらいいなあと思ったのは、

稲葉山の開発である。

観光地として、宮島・稲葉山エリアを示しているが、

山頂カフェレストランを作ったりという、点でしか開発が進んでいない。

もちろん、カフェレストランを作っただけでも大きな発展なので素晴らしい話ですが。

それらを民間企業に全体のプロモーションと施設の設計、運営もトータルで任せることができれば、

収益性ももたせつつ、より魅力的な稲葉山になるはずである。


今は、山頂カフェレストランの建物を市が作り、

箱が決まった状態で、入居者、運営者を募集した。

そうではなく、山頂カフェレストランの設計から運営、

全体のプロモーションまで1社に任せることができたならば、

より魅力的かつ、税金も効果的に使われたかもしれません。


あくまで過程の話なので、なんとも言えませんが。

所感です。



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