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  • 執筆者の写真林登

12/15(議員105日目)

こんにちは。

小矢部市議会議員 林です。


15日は、土曜日で公務はありませんでした。

翌日の万雑(まんぞう)に備えて、帳簿の確認などしました。


そもそも万雑(まんぞう)って皆さんは知っていますか?

小矢部市内では普通に聞くのですが、どこまで普通の言葉かわかりません。

ネットで調べてみると以下のブログに記載があったので、

以下に引用します。


(以下引用: https://blogs.yahoo.co.jp/yotty2/30597631.html )

北陸地方の地域社会のしくみに詳しい金沢大学の橋本和幸教授に話を聞きました。

先生、まんぞうというのは一体何なんですか?

「そうですね、ちょっと書きましょうか」

こう書いて"まんぞう"なんですね。

「よろずの雑税、雑費。そういった意味で、農村や漁村の方では、公にかかる税とは別個に

こういったものを用意して、自分たちの生活を維持しているんです」

一般的な町内会費が、祭りなどの行事や公園・公民館の維持管理などに使われるのに対して、万雑は、用水路・港の整備など、農業や漁業に関係する出費にあてられます。 また、この2つをまとめて、万雑と呼ぶ地域もあるそうです。 万雑は、江戸時代中期、加賀藩が始めた制度です。 御触書を出し、用水路や農道などの設備をみんなで費用を出し合って、管理するよう定めたものが今も続いているのです。


金沢大学 橋本和幸教授

「今日までずっと維持されてきているということで、非常にユニークなものだと思いますね。石川県では、だいたい3割から4割弱、残っていると思いますよ」

------ここまで引用しました------------------


他のサイトでも、万雑を調べたことがまとめてあります。

興味がある方は、以下のリンクもどうぞご覧ください。

https://ci.nii.ac.jp/els/contentscinii_20181219142649.pdf?id=ART0007345805


つまり、加賀藩が始めた住民自治制度ってことですね。

確かに、南谷の安楽寺集落でも、万雑と呼んで様々なお金を含めて集めています。

また、土地の貸し借りが町内であるので、

個人個人で徴収をするのです。


うちは、少しだけ貸している土地があるので、

帳簿を確認しながら、今年の個人万雑として徴収します。

さすがに、年貢とは言わないようですが。

ちなみに、この個人万雑も町内で単価を決めています。


これが我が家の帳簿。。。古い笑

昭和30年から使っています。


もはや僕には、何が書いてるかわかりません。


自治体、行政が大きくなり、

僕の住んでいる安楽寺も

安楽寺村、南谷村、石動町と合併を繰りかえり

小矢部市となりました。


万雑というものの本当の役割はだいぶなくなって、

町内会費と神社のお金がメインで、

調べたもののように、水路の管理や道路の補修は

行政がすることだ!という認識である。

市道は建設課、林道は農林課と行った具合。

しかし、本当は昔からの村道があるが、

農作業もほぼほぼやらなくなり必要性も乏しく、

農業やる個人の数人が勝手に直したりして、

他は放置され、そこに道があったことすら

忘れさられようとしています。


総務省で小規模多機能自治組織というのが、

言われている中で、万雑を集めて

受益者負担の原則にのっとり、道路なども

含めて管理するのは、利にかなっている気もする。


今一度、万雑を見直してみたいと、感じました。


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↓前日のブログは、こちら↓

https://www.hayashinoboru.net/blank-3/12-14-議員104日目

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