R7議会運営委員会 行政視察報告
- 林登
- 4月27日
- 読了時間: 4分
議会運営委員会 行政視察報告書
期間:令和7年4月17日(木)~18日(金)
場所:埼玉県寄居町、長野県飯綱町
氏名 林 登


内 容 | 所 感 |
埼玉県寄居町
・議会改革について
| 「議会だより」の改革について 特集ページのネタに困る→それは、議会が機能していないからです!機能していれば、ネタに困ることはない!議会改革を本格化した!議員と市民の声を両方載せるようにしている。忖度しない。写真と名前、コメントの3点セットで許可もらった方のみ掲載。必ず、違う方を掲載する。広報メーターで取材人数を見える化している。というお話でありました。本気度を感じる内容で、なるほどと考え方には納得したが、様々な背景の議員がいる中で、その手法はかなり厳しいやり方であると感じた。また、年間の制作サイクルを意識して編集しているという。決算→議会報告会→提言→予算→監視→決算→ サイクルを回っている。さらに、議員の4年任期でサイクルとしている。議員個人であれば、最初の質問がどうなったのか、検証するようにしているという。実際に、議会の流れは確かにそうなのだが、その流れとは関係なく地域の要望を届けるなどで政策提言する議員もおり、全てがはまならないだろうなと感じた。選挙前に誌面全部を使い、選挙に出る方法などを掲載した結果、16定数に21人が立候補した。そのほかに議会だよりの効果として、議員全員の質問数が増えたり、議員のモチベーションも上がった。信念としては、「議会だより」「議員」が変われば、「町」が変わると強く言われていたのが印象的であった。一方でSNSには取り組んでおらず、活動に偏りがあると感じた。 議会と業者と事務局、3つしっかり棲み分けして編集作業している。議員主体でラフ作成・取材している。予算は年間440万円、編集・印刷、指名競争入札。 かなり先鋭的な取り組みであるが、小矢部市議会のように毎年役職を変更していくような議会では、トップダウンのような組織改革が実施されにくい傾向にあるが、どのように実現したのか気になっていたが、質問をすると議会だよりの委員長は鈴木議員4期が長年に渡り担当しているという。つまり、担当委員長が変われば、編集内容や方針が変わる可能性が高いのでは?と感じた。民間の雑誌でも名物編集長がいるように、編集長によって編集方針や取材内容が変わるものである。ただ、編集方針を明文化し大切にされているような話であったので、そこは参考にしたいと考える。
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長野県飯綱町
・議会改革について | 一般質問で町長が検討を約束した課題については、半年ごとに検討結果を書面にて議会へ報告を求めている。議会として、個別の一般質問の内容について何かアクションをすることは小矢部市議会ではないため、新鮮であった。小矢部市議会の場合は、重要なことは委員長報告として、意見を伝え、回答を頂いているが、それをさらに幅広く、追求する形なのだろうと感じた。 政策サポーター制度について、その制度での提案で、 地域振興係の新設、地域で会議体作ったら5万円、5年で300万円渡して活動してもらう制度など一定の成果があった。政策サポーターを経験した方が議員になった事例もあり、気軽に参加できる仕組みは一定の効果があると感じたが、話を聞くとだんだん誘う人がすくなり、人選が大変だということであったため課題もある。 今回、小矢部市議会でもお呼びしようと考えている大正大学の江藤先生について伺うことができた。講演は、理想論が中心という印象だそうで、実際に定数を1名定数減にしたことに怒っているという。飯綱町議会の場合は、基本的な全国の傾向を話してもらうために、江藤先生の講演を使ったという。小矢部市議会においては、市民フォーラムで江藤先生をお招きする際は、しっかり打合せを行い、実施すべきだと改めて考えることができた。
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