• 林登

小矢部市ってどうなの!?市営バスについて


小矢部市のバス事情について解説する。


小矢部市のバス路線は大きく分けて2つある。


1つが、昔からある加越能バスが運営する路線、

いわゆる民間事業者のバスである。

2つ目が、市営バス、小矢部市が運営する路線、

通称、メルバスである。


市内各地へひと昔前、20年ほど前はまだ

加越能バスの事業所が石動小学校下の今のセレモニーホールの場所に大きくあり、何台ものバスが停まっていた。そこから、石動駅を起点に南谷路線など、たくさんの路線や本数があった。私も小学生の頃を思い出す。


段々、乗車人員が減り民間事業者の赤字額が増えていき、廃止されていく。

それらが市営バスとして、市民の足を守っている。


さらに遡れば、50年前には加越能鉄道が、石動駅から庄川まで通っていた。

私たち世代は、その存在すら知らない人がいるくらい昔の話。

ただ、その鉄道路線の廃線により、同じルートをバスで運行するとしたわけである。それが今の加越能バスの加越線という路線である。


何が問題か、というと

住民が1人でも住んでいれば、その地域から車がなくても移動できる交通手段が確保されるべきだ!それが公共交通だ!という考えが基本にある。

もちろん、それが出来れば良いのであるが、民間事業者は赤字のために仕方なく廃線にする。あとは、行政が面倒を見るほかないのである。

タクシーがあるじゃないか、と言っても高い!となる。

公共交通は安価でなければいけない、そんな風潮もある。


では、行政でどこまで市営バスを走らせることができるのか。。。

もちろん、行政で十分なサービスが提供できれば、何も問題はない。


小矢部市は財政難もあり、市営バスの予算を今後減らしたいという考えがある。


しかし、使用者からは、便数が少なくて不便だとか、もっと行きたいところの近くにバス停が欲しいとか、家から遠いとか、様々な意見要望がある。

それに応えていては、お金がいくらあっても足りないのである。


さらに、ルートに関していえば、民間事業者の加越能バスとルートが被る路線は競合してしまうために設定できないとか、変なルール?がある。


しかし、一方で加越能バスには、多額の助成金を出している。

こんなお金を出してまで、ほんとに少ない人数しか使わないバス路線を維持する必要があるのか、費用対効果の側面から大変疑問に思ってしまう。


せっかくなので、具体的な金額をお示ししましょう。


令和4年度予算の内訳です。

事業費:市営バス 55,035千円

    変則デマンド式乗合タクシー 5,477千円

財源:国県支出金      9,632千円(15%)

   市営バス乗車使用料  2,300千円(4%)

   一般財源 48,949千円(80%)


一般財源が8割であり、皆さんの税金が使われています。あなたが載っていなくてもあなたの税金がたくさん使われているのです。

市営バスは200円ですが、その売上は230万円だけです。受益者負担の原則からも大変低いのでは?と感じます。

国から少し補助頂いているのは大変ありがたいところ。


これだけなら、んー頑張って維持するかと思うところですが、

このほかにも皆さんの税金が使われています。


民営バス路線維持対策事業費:15,000千円(令和4年度予算)

財源:国県支出金      3,000千円(20%)

   一般財源       12,000千円(80%)


これ、加越能バスの路線を維持するための予算。

財源は、皆さんの税金である一般財源が80割です。

え、加越能バス皆さん乗ってますか?

乗っていなくても、誰かのために、市内の公共交通を維持するために1200万円もの皆さんの税金が使われています。


1500万円ってどんなこと!?と思う方も多いでしょう。

私も疑問に思い、以前に地域活性化特別委員会の副委員長をした際に、資料を当局から提出してもらいました。

それがこれ!




3路線の赤字分を走行する地域の行政が負担するというのです。

均等割は、2市で割るなら、均等に50:50で、キロ割は走行する距離の長い自治体が多く負担するということです。

でも実際の乗車人員は、石動線の場合は福岡から高岡市内での乗車がほとんどにも関わらず、キロや均等割されているのは不公平です。


本当にこの3路線は行政が赤字分を補填してまで、運行させることが必要なのでしょうか。疑問です。


ということで、今の体制はちょっと無理!ということで、

小矢部市も考えています。


今年令和4年度には、行政職員が県外の事例を調査研究するために行くようです。

今考えているのは、フルデマンドバス。





フルデマンドバスは、前日までの予約に応じて、その都度ルートを決めて運行するものです。

メリットは、ルートや運行時間が決まってる場合は乗車人員が0人でも運行するため、無駄な経費がかかります。運行コストが上がります。

しかし、フルデマンドは、予約がなければ走りません。また、予約があったバス停だけお迎えに行き、おりたいところだけを最短ルートで走行します。

効率も良いですし、バスでの移動時間も短くなり、利用者からしたら、都合が良いです。

デメリットは、前日までに予約が必要ということです。


そこで、市では乗車人員が多い通勤通学時間帯は、決まったルート、決まった時間で今まで通り走行し、利用者が少ない日中をフルデマンドで運行してはどうかと考えているようです。


そのために詳細な運用方法を模索しているようです。


全員が十分な最高のサービスを受けることは、今後不可能です。

2000年にいた2万人の生産年齢人口は、現在1万5千人、2040年には1万人になります。高齢化率は50%ほどになります。

納税するのは、主に生産年齢人口の方々です。と思うと、生産年齢人口の負担が大きくなって行きます。

その中で、高齢者の皆様にも子どもたちにも全員に十分な行政サービスを提供したら小矢部市は破産するでしょう。

では、これからの未来、2040年へ向けて私たちは小矢部市をどう変えていけば良いのでしょうか。ぜひ、皆さんも一緒に考えて頂きたいと思います。


つづく…


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