コロナ禍における地域活動のあり方について
皆さんこんにちは。
小矢部市議会議員の林登です。
今年33歳になりましたが、元気に地域の活動なり参加しています。
私が住んでいる南谷地区振興会の顧問であり、役員会にも参加しております。
7月に入り、今年の夏から秋にかけての地域行事を含めてどうするか、役員会が開かれ、その後に全体会が開催され、協議・審議されました。
役員会でまとまった意見が全体会に参加した町内会長や各種の団体長さんらに否決されました。
地区の廃校(現在は教育センターとして活用されている)を活用して、山祭りを行なっているのだが、コロナの感染症対策をした上で開催しようとするのが、役員会の総意だったのですが、全体会では、本当に感染症対策ができるのか!?ワクチン接種がニュースでは予定通りに進まないのでは!?東京オリンピックで感染がさらに広がるのでは!?
と、コロナを懸念する意見が多数あり、というか賛成意見はゼロでした。
役員会では、昨年も中止にした行事を縮小や内容変更を多少してでも、開催し地域の活性化、振興に繋げたい!という想いであった。
役員会に、吉田議員と私の2名も市議がいる中でお恥ずかしい結果になってしまった。
感染が広がることへの懸念、高齢者が多く地域としてリスクが高い、また感染拡大させてしまった場合の責任問題など、そういったことを考えればキリがない。
しかし、この南谷地区というのは大変な地域である。私が思うには、住んでいる皆さんがその意識が希薄なのではないかと思う。小矢部市内で一番高齢化が進んでいる後谷町内を除けば高齢化率8割近いのである。300軒ある家の100軒は後谷地区で若い世帯も多い、しかし残りの200軒は、私が住んでいる安楽寺町内会と、そこからさらに山にはいった所の部落である。その200軒の高齢化率が極めて高い。民生委員や社会福祉協議会が高齢者世帯や単独世帯の世話をしている。正直、限界である。10軒を切っている集落もあり、その集落は振興会から脱退している現状もある。
全体会の参加者は、私や児童クラブの担当者以外は60代以上がほぼほぼの中で、オンラインでやりましょう!とか訳のわからないことも言えず、感染症対策を徹底してやりましょうとしか言えなかった。
結果的には、各町内会の皆さんに協力してもらって開催する行事であるために、賛同を得られなければ意味がない、ということで中止の決断をその場で振興会長がした。 その判断自体は、間違っていないと思う。
もちろん、この高齢者が多い地区で感染が広がれば、死亡者が出る可能性も高い。
しかし、行政もそうだが、地区振興会や町内会などは、これから知恵を絞って開催する組織と、そもそもリスクが少しでもあれば中止!という潔い判断をする組織で別れると思われる。そのときに、地域のつながりなどに結果的に差が生まれないかと私は心配をする。
そして、その知恵を出し切れない自分もいる。
オンラインで何かやろう!言うのは簡単だが、何をやるのか。
それに地区の誰をどのように巻き込むのか。。。 本当は政治家がそういう動きをとって地域を動かしていくっていうのが、昔からの地縁でつながる政治家なのだと感じる。そういう意味では、まだまだ未熟者である。
より勉強したいと思う。
ただ、一方でいつも疑問を抱いている。
私は、地区振興会の推薦も町内会の推薦も1件ももらっていない議員である。
本当にこの小矢部市の将来を憂いて立候補したのである。
市全体のこと、将来のことを考えての行動であった。
南谷地区だけが、安楽寺町内会だけが、良くなればいいという問題ではない。
マクロの世界とミクロの世界の両方の視点を持たなければならないと以前誰かに教えられました。
町内会のこと、目の前の道のこと、川のこと、一方で小矢部市全体の予算や交通のこと様々なことを加味して、考えることが大切である。
兎にも角にも、このブログでは悩んだことを書き留めておく。
答えのない問いがあるからこそ、政治家が動いて前に進めていくべきだと思う。
それができない自分が不甲斐ないと感じる。もっともっと精進し、皆様の役に立てる議員になりたいと思う。林登、道半ば。

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